モザイク星景テスト②~左右(失敗)編

前回は15㎜で上下方向へ2構図、MicrosoftのImage Composite Editor(ICE)を使ってモザイク合成を試み、まずまずの結果が出ました。上下方向は星が動いても星同士をつなげばいいので難易度は低い、という予想が裏付けられた形です。

では、左右のモザイクはどうでしょうか? こちらは地上風景を入れた構図では撮影時間によって地上風景と星の位置関係が同一構図内で変わるため、難易度は上がるはず。それでも、ネットで見ているとICEがうまく処理してくれるという記事を見たので、「ICEなら何でも魔法のように解決してくれるのかな?」と期待してトライしてみました。

結果を先に言うと、失敗しました。ただし、今回のテストは撮影時からモザイク合成を意図したものではありません。2構図の撮影間隔は15分もあり、地上風景の高さがはっきりずれているという悪条件の下で行っています。次回はもっと撮影間隔を詰め、構図もほぼ水平に移動させてトライしたいと思います。

というわけで今回の記事は失敗の備忘録です。興味のある人だけお読みください。 “モザイク星景テスト②~左右(失敗)編” の続きを読む

房総を昇る冬のダイヤモンド(モザイク星景テスト①)

2019年9月7日 3時15分頃 カメラ:NIKON D810A レンズ:Zeiss Distagon 15mm F2.8(絞りF3.2)露出13秒 ISO 6400

9月に伊予ヶ岳で撮った写真を素材にして、かねてからトライしようと思っていた星景モザイク撮影をやってみました。上の写真がその結果です。(この手法、パノラマ撮影と言うべきなのかもしれませんが、私、モザイクとパノラマの違いがよくわかっていません。ただ、私の場合はそれほど広範囲に合成するわけではないため、モザイクという言葉を使っています。)以下、順を追って説明します。 “房総を昇る冬のダイヤモンド(モザイク星景テスト①)” の続きを読む

雲間の黄葉八ヶ岳

日曜日に阿弥陀岳に登ってきました。トルコ旅行やラグビー・ワールドカップ観戦に行ったため、山行きは(伊予ヶ岳を除いて)8月25日の日光男体山以来です。

カメラ:X-E3 レンズ:XC16-50mm(以下同じ)

行者小屋から中岳のコルへ向かい、小休憩。阿弥陀岳に取り付きます。途中で権現岳の方を見ると、雲が湧いて稜線の黄葉と絡まる光景が何か神々しい。八ヶ岳の紅葉は針葉樹の緑の中に点在する感じで、まとまって目に付くのは黄葉です。(行者小屋周辺や南沢のあたりは全般的にまだ紅葉していませんでした。もう少し秋が深まるとカラマツが綺麗ですよね。)

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