9月に伊予ヶ岳で撮った写真を素材にして、かねてからトライしようと思っていた星景モザイク撮影をやってみました。上の写真がその結果です。(この手法、パノラマ撮影と言うべきなのかもしれませんが、私、モザイクとパノラマの違いがよくわかっていません。ただ、私の場合はそれほど広範囲に合成するわけではないため、モザイクという言葉を使っています。)以下、順を追って説明します。 “房総を昇る冬のダイヤモンド(モザイク星景テスト①)” の続きを読む
房総を昇る冬のダイヤモンド
外房を昇る冬の大三角と双子
伊予ヶ岳で撮った星景写真の続きです。
前回アップした夏の大三角が西の東京湾に沈んでいく頃、反対側の東側に目を向けると、こちらは冬の大三角が東の外房を昇ってくるところでした。関東はまだまた暑いですが、季節は確実に歯車を回していますね。
画面中央下やや左で雲が照らされているあたりは、鴨川市街でしょうか? 市街地の色かぶりの処理がむずかしく、空の色がまだらになっているのはご容赦ください。でも、少し上の方の星空は暗くて綺麗でしたよ。
東京湾に沈む夏の大三角(房総・伊予ヶ岳)
金曜日の夜、千葉方面は夕方から久しぶりに晴天が広がりました。日曜日には台風15号が直撃しそうだし、ワンチャンスにかけてみることに。
ラグビーWC前哨戦の日本対南アフリカをテレビで見た(南ア、本気でしたね…)後、南房総の伊予ヶ岳へ向かいます。伊予ヶ岳は標高336メートルの低山。調べてみたら、2013年1月に星を撮りにきたことがあります。(その時は、曇が多くて写真になってませんでした。)途中で1時間ほど仮眠し、1時から登り始めて南峰到着まで約40分です。山頂直下だけ、ロープ付きの急登がありますが、夜間でも特に危険はありませんでした。ただ、気温25度で湿度が高いこの時期、低山登りは暑いです。汗かきの私はシャツが絞れるくらい汗をかきました。
天文薄明まで2時間ほど星景写真を撮ったので、何回かに分けて紹介します。
到着した時、「夏の名残り」とも言える夏の大三角が東京湾に沈んでいくところでした。東京湾と星空の組み合わせは、私にはとても新鮮でした。左下の房総半島側の双耳峰は「南総里見八犬伝」の舞台となった富山(とみさん)です。
現像して拡大してみたら、画面中央の下寄り(アルタイルの右下)に富士山が写っていました。夜間登山の明かりも見えますね。