12月28日の夜に撮った星景写真を続けます。 “硫黄岳に立つ北斗” の続きを読む
初冬のカシオペア~八ヶ岳を見下ろす
前2回の続きです。今度は赤岳から左側方向、横岳や硫黄岳方面にカメラを振ってみました。
淡い秋の銀河の中、カシオペア(=左上、W字がさかさまになっています)からペルセウス(=画面真ん中上)からカペラ(馭者座の1等星=右上の輝星)が八ヶ岳の遥か上に輝いています。硫黄岳の上にポツンと光る2等星は北極星。横岳の左上の空間には北斗七星の柄杓の口部分の星2つが覗いています。
横方向では横岳の峻険さと硫黄岳の平坦さの対照、縦方向では天の北極付近の空間と秋から冬の天の川の対照と、2つのリズムが出ていればいいんですが。 “初冬のカシオペア~八ヶ岳を見下ろす” の続きを読む
北天~雪山に春を告げる
会津駒ヶ岳と北斗七星、カシオペア、北極星です。これもフィルター無しで星が滲んでくれました。
この夜、会津駒ヶ岳山頂にはイグルーを作った人1名とテン泊者1名がいらっしゃったようです。静かな夜、日没後に北斗七星がこの角度まで登ってくると、雪山にもかかわらず、春がすぐそこまで来ている感じがします。
下の写真は、日付が変わった夜明け前、カシオペアが越後駒の山頂をかすめる構図です。広角レンズしか持っていなかったので、かなりトリミングしています。以前は「トリミングは邪道」とストイックに思っていましたが、最近は「山ならそれもありかな」と自分の中の規律(?)が大分緩んできました。