東谷山から撮影した星景写真の続きです。
夜明け前、平標山の上に木星、土星、火星が昇ってきました。
関東方面の雲が取れず、近くにも雲が絶えず流れてきたため、銀河の写りはあまりよくありません。雲の形を生かしたかったので、SEQUATORも使わず、星野部はDfine2(ノイズ削減ソフト)による1枚撮りです。これはこれで雰囲気が出たかな、と。
上の写真を撮る前、仮眠からゴソゴソ起きてきてみたら、東の空には夏の大三角が昇っていました。
左側の足跡の先にあるのはマイ・テントです。
星景写真と山の写真を載せた不定期日記です
東谷山から撮影した星景写真の続きです。
夜明け前、平標山の上に木星、土星、火星が昇ってきました。
関東方面の雲が取れず、近くにも雲が絶えず流れてきたため、銀河の写りはあまりよくありません。雲の形を生かしたかったので、SEQUATORも使わず、星野部はDfine2(ノイズ削減ソフト)による1枚撮りです。これはこれで雰囲気が出たかな、と。
上の写真を撮る前、仮眠からゴソゴソ起きてきてみたら、東の空には夏の大三角が昇っていました。
左側の足跡の先にあるのはマイ・テントです。
明け方、夏の天の川が伊豆の山並みの向こうに昇ってきました。そこで、さそり座から夏の大三角までを魚眼パノラマで撮ってみました。パノラマを使って魚眼の歪みを抑える手法は湯淺光則さんの記事を参考にしましたが、まだ発展途上なのでこれから改善していきたいと思っています。
アルタイルの下のあたりの遠くの山並みは天城連山です。
伊豆に昇る蠍と火星
上の写真の前に撮った、さそり座と火星です。火星はまだ接近してないんでしょうね。アンタレス(火星に対抗する者)に負けてます(笑)
この日は富士山も霞みがちで、大気光も強かったようです。それでも、Sigma 14-24mm が「使える」ことがわかったのは収穫でした。
先日、日光男体山に行った時の写真をアップしましたが、そう言えば、5年前にお隣の太郎山へ星景写真を撮りに行ったことを思い出しました。太郎山は男体山と女峰山の子供(長男)なんだとか。相変わらず全然晴れてくれないのでその時の写真を現像しなおしてアップします。
写真を見ながら思い出しましたが、この時はナイトハイクで太郎山へ登りながら途中で夏の銀河を撮ったのでした。北関東の光が結構明るいなあ、と思いましたが、木々がシルエットとして浮かび上がったため、絵になりました。今回は、5年前はなかったSEQUATORを使ってみました。前景に木があるのにこれだけ合成してくれるとは、フリーソフトなのに大したものです。
今朝、台風6号は三重県に上陸しました。で、今週末も家にいます。
手持ち無沙汰から昨年の同時期に越後駒ケ岳から魚眼で撮った写真を再現像してみました。今年の夏の星座は、昨年さそり座の右、てんびん座のあたりにいた木星が銀河の真ん中に来て土星がはじき出され、火星は全然違う場所(かに座としし座の間あたり)にいます。惑星を「惑う星」とはよく言ったものですね。 “木星、土星、火星と銀河(2018年7月)” の続きを読む
あと3週間くらい、諸般の事情で山にも星見にも行けない状態が続きます。
関東は梅雨空が続いており、晴れないことによるフラストレーションはありませんが、そもそも休めていないので別の意味のフラストレーションは募ります(苦笑)。
そこで本日は、今年4月に撮った写真の中から、まだアップしていなかった2枚を現像してみました。季節外れになりますが、広角15㎜で撮影した雪景色と銀河のコラボをご覧ください。
2枚目は、荒沢岳と夏の銀河です。越後駒ケ岳に行く途中から撮りました。早く夏山と星空に出会いに行きたいものです。
またまた、GWに越後駒ヶ岳で撮った写真から。
東の空に夏の大三角と天の川をねらって撮っていたら、どうも山の向こうが赤く明るい。「こんなところでも随分光害があるんだな・・・」と思っていたら、お月さんでした。
題名はモネの「印象・日の出」をもじって。月の出にもかかわらず、天の川、暗黒星雲、北アメリカ星雲などがしっかり写ってくれて嬉しい誤算でした。
<荒沢岳と夏の銀河>
前回に引き続き、越後駒ヶ岳の手前から撮った星景です。今回はさそり座を35㎜で撮った2つの写真を紹介します。
1枚目は、月が出る前に荒沢岳(左下)を借景したさそり座~射手座~たて座の銀河です。真ん中の大きな輝星は木星、左下の輝星は土星になります。当日はこの時間まで雲があり、左上に写っている黒い雲が流れて行ったあと、しばらく快晴になりました。
それにしても、暗い空だとこんなに銀河写るんですね。昔はフィルムカメラ(ASA400)を望遠鏡に載せ、手動ガイド15分でもここまで写ったかどうか? それが今は、固定撮影の6秒露出(ISO6400)を重ね、ソフトウェアを使うと地上風景も止まって写るなんて! 「もうすぐ人口流星群が実用化される」なんていうニュースを見ると顔をしかめてしまいますが、私も技術の進歩の恩恵を受けていることは間違いない事実です・・・。
<月照らす中岳、兎岳と木星、蠍>
2枚目は月が出て、薄明が始まる直前のさそり座を撮った写真です。右の山は中岳、左は兎岳(多分?)。
月光が雪面に映す自分の影を見ながらシャッター音を聞き、蠍を見上げては宇宙の神秘を思いました。
先週末に磐梯山銅沼で撮った写真の続きです。射手座から夏の大三角までの横たわる銀河をまとめてみました。右端の明るい星は木星です。
下の写真は同じような構図を魚眼でとらえたものです。ピントが少し甘かったようで反省しています。
先週金曜日、半休をとって夕方自宅を出発、磐梯山へ向かいました。夜10時頃から裏磐梯スキー場のゲレンデを1時間強ほど登り、銅沼(あかぬま)から星景写真を撮ることができました。
磐梯山火口壁は大迫力。さそり座、木星、夏の銀河が昇ってきたのが櫛ヶ峰(左側の山)と天狗岩(右側の尖がり)の間で、現像してみたら「登って」いくように見えたのでこのタイトルにしてみました。前日(?)降雪したおかげで、今季のこの時期にしては山にも雪が着いてくれていました。なお、火口壁がそそり立っているため、南中しても蠍の尻尾までは見えません。
僕の最近の星撮りは空の状態が今一つだったのですが、この夜は雲一つなく綺麗に晴れてくれました。土曜の夜は雲が出そうだと思って金曜日に会社を早退したのが吉と出た格好です。何カットか撮れたので、追々ご紹介したいと思っています。
下の写真は翌朝(正確には当日の朝)、銅沼から見た櫛ヶ峰と火口壁です。
磐梯山の山頂(剣ヶ峰)は画面右端の外側の奥の方になります。銅沼からは火口壁に遮られて見えません。次の写真の通り、下のスキー場からだと、火口壁(木の上)の向こうに巨大で真っ白な剣ヶ峰が顔を覗かせていました。
最後に、火口壁に上がって望む剣ヶ峰はこのように見えます。右側の黒っぽい尖がりが天狗岩、左のどっしりした頂が磐梯山山頂になります。星もよかったけど、山もよかったです。
3月10日の明け方に会津駒ヶ岳で撮った夏の天の川です。中央に輝くのは木星になります。これもソフト・フィルターは着けていませんが、滲んでくれました。
明け方になり、前夜の雲はとれた(薄れた)のですが、東から南にかけて低い雲が居座り、黒く写ったのは少し残念でした。でも、明け方に夏の天の川を見ると冬の終わりを実感します。
と言いつつ、今週末はいきなり寒気が戻ってきました。東京では開花したばかりの桜も、びっくりしたことでしょう。私は広島の誰もいない実家へ戻っていましたが、ダウンを着こんで過ごしました。それでも、行きつ戻りつ、確実に春が近づいていますね。