東谷山から撮影した星景写真の続きです。
夜明け前、平標山の上に木星、土星、火星が昇ってきました。
関東方面の雲が取れず、近くにも雲が絶えず流れてきたため、銀河の写りはあまりよくありません。雲の形を生かしたかったので、SEQUATORも使わず、星野部はDfine2(ノイズ削減ソフト)による1枚撮りです。これはこれで雰囲気が出たかな、と。
上の写真を撮る前、仮眠からゴソゴソ起きてきてみたら、東の空には夏の大三角が昇っていました。
左側の足跡の先にあるのはマイ・テントです。
星景写真と山の写真を載せた不定期日記です
東谷山から撮影した星景写真の続きです。
夜明け前、平標山の上に木星、土星、火星が昇ってきました。
関東方面の雲が取れず、近くにも雲が絶えず流れてきたため、銀河の写りはあまりよくありません。雲の形を生かしたかったので、SEQUATORも使わず、星野部はDfine2(ノイズ削減ソフト)による1枚撮りです。これはこれで雰囲気が出たかな、と。
上の写真を撮る前、仮眠からゴソゴソ起きてきてみたら、東の空には夏の大三角が昇っていました。
左側の足跡の先にあるのはマイ・テントです。
今朝、台風6号は三重県に上陸しました。で、今週末も家にいます。
手持ち無沙汰から昨年の同時期に越後駒ケ岳から魚眼で撮った写真を再現像してみました。今年の夏の星座は、昨年さそり座の右、てんびん座のあたりにいた木星が銀河の真ん中に来て土星がはじき出され、火星は全然違う場所(かに座としし座の間あたり)にいます。惑星を「惑う星」とはよく言ったものですね。 “木星、土星、火星と銀河(2018年7月)” の続きを読む
あと3週間くらい、諸般の事情で山にも星見にも行けない状態が続きます。
関東は梅雨空が続いており、晴れないことによるフラストレーションはありませんが、そもそも休めていないので別の意味のフラストレーションは募ります(苦笑)。
そこで本日は、今年4月に撮った写真の中から、まだアップしていなかった2枚を現像してみました。季節外れになりますが、広角15㎜で撮影した雪景色と銀河のコラボをご覧ください。
2枚目は、荒沢岳と夏の銀河です。越後駒ケ岳に行く途中から撮りました。早く夏山と星空に出会いに行きたいものです。
関東は梅雨入りして今日も雨です。天気が悪いだけでなく、諸事情であと1か月ちょっとは星撮りできないため、二週間前の安達太良山(鉄山)星景をもう一度。 “安達太良山火口壁と雲間の星” の続きを読む
<荒沢岳と夏の銀河>
前回に引き続き、越後駒ヶ岳の手前から撮った星景です。今回はさそり座を35㎜で撮った2つの写真を紹介します。
1枚目は、月が出る前に荒沢岳(左下)を借景したさそり座~射手座~たて座の銀河です。真ん中の大きな輝星は木星、左下の輝星は土星になります。当日はこの時間まで雲があり、左上に写っている黒い雲が流れて行ったあと、しばらく快晴になりました。
それにしても、暗い空だとこんなに銀河写るんですね。昔はフィルムカメラ(ASA400)を望遠鏡に載せ、手動ガイド15分でもここまで写ったかどうか? それが今は、固定撮影の6秒露出(ISO6400)を重ね、ソフトウェアを使うと地上風景も止まって写るなんて! 「もうすぐ人口流星群が実用化される」なんていうニュースを見ると顔をしかめてしまいますが、私も技術の進歩の恩恵を受けていることは間違いない事実です・・・。
<月照らす中岳、兎岳と木星、蠍>
2枚目は月が出て、薄明が始まる直前のさそり座を撮った写真です。右の山は中岳、左は兎岳(多分?)。
月光が雪面に映す自分の影を見ながらシャッター音を聞き、蠍を見上げては宇宙の神秘を思いました。
4月28日から29日にかけて、平成最後の星景テント泊として越後駒ヶ岳へ行ってきました。移動性高気圧に覆われたにもかかわらず雲りがちでしたが、29日午前1時頃からほぼ完璧に晴れてくれました。翌朝起きたら雲が薄っすらと広がっていたので、本当に僥倖としか言えません。
写真は、2時過ぎに昇ってきた月齢23の月が画面の左側にあり、日の出ならぬ月の出に赤く照らされた越後駒と夏の銀河、木星を超広角レンズで捉えたものです。カメラのモニターを見た時、違う惑星にいるような気持ちがしました。
前日の降雪、当日この時間帯だけの快晴、昇ったばかりの下弦過ぎの月、越後駒のどっしりたおやかな姿、そして暗い空と美しい星。役者が揃い、時を得ることもできました。平成最後の山行きでこの写真が撮れ、とても満足です。
<夜が明けて>
この写真は、星景撮影から一夜明けたテン泊地から越後駒をパノラマで撮ったものです。
<前駒から望む越後駒>
前日(28日)、テン泊地に荷物をデポして前駒まで行き、越後駒の山頂を写したもの。ここまで来ながら、時間切れで山頂へ行くことは叶いませんでした。登頂は令和の宿題となった格好です。
それにしても、素晴らしい山、素晴らしい星空でした。
先週末に磐梯山銅沼で撮った写真の続きです。射手座から夏の大三角までの横たわる銀河をまとめてみました。右端の明るい星は木星です。
下の写真は同じような構図を魚眼でとらえたものです。ピントが少し甘かったようで反省しています。
3月10日の明け方に会津駒ヶ岳で撮った夏の天の川です。中央に輝くのは木星になります。これもソフト・フィルターは着けていませんが、滲んでくれました。
明け方になり、前夜の雲はとれた(薄れた)のですが、東から南にかけて低い雲が居座り、黒く写ったのは少し残念でした。でも、明け方に夏の天の川を見ると冬の終わりを実感します。
と言いつつ、今週末はいきなり寒気が戻ってきました。東京では開花したばかりの桜も、びっくりしたことでしょう。私は広島の誰もいない実家へ戻っていましたが、ダウンを着こんで過ごしました。それでも、行きつ戻りつ、確実に春が近づいていますね。