赤城山地蔵岳から冬のダイヤモンド

2020年11月22日0時14分頃。EOS-R (IR改造) Sigma 14-24mm F2.8 (14mm F3.2) 露出10秒 ISO3200 星野部はソフト・フィルター有り2枚と無し2枚をSequatorで合成。夜景部分はフィルター無しで撮ってPhotoshopで合成。

11月21日の夜、赤城山の地蔵岳に行って星景写真を撮りました。本当はもう少しちゃんと登ろうと思っていたのですが、1週間前にトレーニングのつもりで変な形で腰に負荷をかけ、痛めてしまったので簡単に行けそうなところにしました。腰を気にしながら通常の倍近いペースで(と言ってもわずか50分程度)登った頂上から、久しぶりで冬の星座に出会いました。

桐生市になるんでしょうか? 山の上からだと街灯が思った以上に明るかったため、夜景部分は露出を切り詰めて撮ったもの(滲みフィルター無し)をPhotoshopで合成してあります。

2020年11月21日23時53分頃。EOS-R (IR改造) Sigma 15mm 魚眼 F2.8 露出20秒 ISO1600 ソフト・フィルター(Lee3)有り2枚と無し1枚をSequatorで合成。夜景部分はフィルター無しで撮ってPhotoshopで合成。

こちらは火星からプレアデス、ヒアデスと冬の大三角までを魚眼で収めました。今年はコロナで春以降ほとんど星景写真を撮らなかったため、今年接近中の火星を撮ったのは初めてになります。次に今年くらいまで接近するのは2033年だそうです。その頃は(生きているとしても)さすがに山で星を撮ってはいないかな・・・?

画面右側は地蔵岳山頂の電波塔です。画面左端には暗くてわかりにくいですが撮影待ち用のドーム式ツェルト。ペグは打てないので中にビニール袋に詰めた石を置きました。腰痛を気にしながらも楽しい3時間弱を過ごしました。(下山後も腰痛の悪化はありませんでした。)

夜明けの三惑星

2020年3月26日 4時31分頃 カメラ:EOS R(HKIR改造) レンズ:Sigma 14-24mm F2.8 (24mm、F2.8) 露出8秒 ISO 3200  ※ 「フィルターなし4枚」を加算平均した前景と「フィルターなし1枚」の星野部を合成。Photoshop、Lightroom、Flat Aide Proを使用。

東谷山から撮影した星景写真の続きです。
夜明け前、平標山の上に木星、土星、火星が昇ってきました。

関東方面の雲が取れず、近くにも雲が絶えず流れてきたため、銀河の写りはあまりよくありません。雲の形を生かしたかったので、SEQUATORも使わず、星野部はDfine2(ノイズ削減ソフト)による1枚撮りです。これはこれで雰囲気が出たかな、と。

2020年3月26日 3時41分頃 カメラ:EOS R(HKIR改造) レンズ:Sigma 14-24mm F2.8 (16mm、F3.5) 露出13秒 ISO 3200  ※「フィルターなし4枚」と「ソフト・フィルター(Lee 3)あり1枚+フィルターなし3枚」をそれぞれSEQUATORでスタックし、Photoshop、Lightroomで合成処理。

上の写真を撮る前、仮眠からゴソゴソ起きてきてみたら、東の空には夏の大三角が昇っていました。
左側の足跡の先にあるのはマイ・テントです。

 

昇る夏の銀河~西伊豆にて

2020年2月24日 4時36分頃 カメラ:EOS R(HKIR改造) レンズ:Sigma 15mm F2.8 魚眼 (F3.2) 露出20秒 ISO 3200  8構図をImage Composite Editor でパノラマ合成。各構図は「フィルターなし2枚」と「ソフト・フィルター(Lee 3)あり1枚+フィルターなし1枚」をそれぞれSEQUATORでスタックし、Photoshop、Lightroom、Flat Aide Proで処理。

明け方、夏の天の川が伊豆の山並みの向こうに昇ってきました。そこで、さそり座から夏の大三角までを魚眼パノラマで撮ってみました。パノラマを使って魚眼の歪みを抑える手法は湯淺光則さんの記事を参考にしましたが、まだ発展途上なのでこれから改善していきたいと思っています。

アルタイルの下のあたりの遠くの山並みは天城連山です。

伊豆に昇る蠍と火星

2020年2月24日 4時01分頃 カメラ:EOS R(HKIR改造) レンズ:Sigma 14-24mm F2.8 (24mm、F2.8) 露出8秒 ISO 8000  「フィルターなし8枚」と「ソフト・フィルター(Lee 3)あり1枚+フィルターなし7枚」をそれぞれSEQUATORでスタックし、Photoshop、Lightroom、Flat Aide Proで処理。

上の写真の前に撮った、さそり座と火星です。火星はまだ接近してないんでしょうね。アンタレス(火星に対抗する者)に負けてます(笑)

この日は富士山も霞みがちで、大気光も強かったようです。それでも、Sigma 14-24mm が「使える」ことがわかったのは収穫でした。

 

 

木星、土星、火星と銀河(2018年7月)

2018年7月14日21時16分頃 D810A Sigma 15㎜ Fisheye F2.8(F3.5 )ISO3200 露出15秒  星野部(5枚をSequator)、地上部(10枚をPhotoshopで加算平均)、境界部1枚をPhotoshopでマスク合成。

今朝、台風6号は三重県に上陸しました。で、今週末も家にいます。

手持ち無沙汰から昨年の同時期に越後駒ケ岳から魚眼で撮った写真を再現像してみました。今年の夏の星座は、昨年さそり座の右、てんびん座のあたりにいた木星が銀河の真ん中に来て土星がはじき出され、火星は全然違う場所(かに座としし座の間あたり)にいます。惑星を「惑う星」とはよく言ったものですね。 “木星、土星、火星と銀河(2018年7月)” の続きを読む