先週末、行者小屋でテントを張り、ナイトハイクして星景写真を撮ってきました。
赤岳主峰の頂上を冬の星座(おうし座、ぎょしゃ座、オリオン座、ふたご座)が昇っていきます。雪の白と岩の黒がまじりあい、山の峻険さを際立たせました。そして星は、凛として美しい。
D810Aのおかげで、カリフォルニア星雲、エンゼルフィッシュ星雲、M42、バーナードループ、バラ星雲、などの赤色ガス雲が思った以上にしっかり写っています。久々に満足のいく一枚となりました。
星景写真と山の写真を載せた不定期日記です
先週末、行者小屋でテントを張り、ナイトハイクして星景写真を撮ってきました。
赤岳主峰の頂上を冬の星座(おうし座、ぎょしゃ座、オリオン座、ふたご座)が昇っていきます。雪の白と岩の黒がまじりあい、山の峻険さを際立たせました。そして星は、凛として美しい。
D810Aのおかげで、カリフォルニア星雲、エンゼルフィッシュ星雲、M42、バーナードループ、バラ星雲、などの赤色ガス雲が思った以上にしっかり写っています。久々に満足のいく一枚となりました。
久しぶりに星景を撮りに行ってきました。三連休ですがやはり土日は晴れなさそうなため、金曜日に仕事が終わってから大弛峠へ行き、ナイトハイクで1時間、朝日岳の山頂直下から星空を楽しんだ次第です。何回かに分けてご紹介します。
沈みゆくペルセウス神話の星座たち
ギリシャ神話でペルセウスがペガサスに乗ってアンドロメダを助けだした話の主人公たちが西の空に沈んでいくのを超広角で1枚に収めました。もちろん、アンドロメダの美しさを自慢してポセイドンの怒りを買い、アンドロメダ姫を化けクジラの人身御供にしたカシオペア王妃も秋の天の川の中に写っています。 “秋の星座~朝日岳(奥秩父)から” の続きを読む
9月に伊予ヶ岳で撮った写真を素材にして、かねてからトライしようと思っていた星景モザイク撮影をやってみました。上の写真がその結果です。(この手法、パノラマ撮影と言うべきなのかもしれませんが、私、モザイクとパノラマの違いがよくわかっていません。ただ、私の場合はそれほど広範囲に合成するわけではないため、モザイクという言葉を使っています。)以下、順を追って説明します。 “房総を昇る冬のダイヤモンド(モザイク星景テスト①)” の続きを読む
伊予ヶ岳で撮った星景写真の続きです。
前回アップした夏の大三角が西の東京湾に沈んでいく頃、反対側の東側に目を向けると、こちらは冬の大三角が東の外房を昇ってくるところでした。関東はまだまた暑いですが、季節は確実に歯車を回していますね。
画面中央下やや左で雲が照らされているあたりは、鴨川市街でしょうか? 市街地の色かぶりの処理がむずかしく、空の色がまだらになっているのはご容赦ください。でも、少し上の方の星空は暗くて綺麗でしたよ。
金曜日の夜、千葉方面は夕方から久しぶりに晴天が広がりました。日曜日には台風15号が直撃しそうだし、ワンチャンスにかけてみることに。
ラグビーWC前哨戦の日本対南アフリカをテレビで見た(南ア、本気でしたね…)後、南房総の伊予ヶ岳へ向かいます。伊予ヶ岳は標高336メートルの低山。調べてみたら、2013年1月に星を撮りにきたことがあります。(その時は、曇が多くて写真になってませんでした。)途中で1時間ほど仮眠し、1時から登り始めて南峰到着まで約40分です。山頂直下だけ、ロープ付きの急登がありますが、夜間でも特に危険はありませんでした。ただ、気温25度で湿度が高いこの時期、低山登りは暑いです。汗かきの私はシャツが絞れるくらい汗をかきました。
天文薄明まで2時間ほど星景写真を撮ったので、何回かに分けて紹介します。
到着した時、「夏の名残り」とも言える夏の大三角が東京湾に沈んでいくところでした。東京湾と星空の組み合わせは、私にはとても新鮮でした。左下の房総半島側の双耳峰は「南総里見八犬伝」の舞台となった富山(とみさん)です。
現像して拡大してみたら、画面中央の下寄り(アルタイルの右下)に富士山が写っていました。夜間登山の明かりも見えますね。
先日、日光男体山に行った時の写真をアップしましたが、そう言えば、5年前にお隣の太郎山へ星景写真を撮りに行ったことを思い出しました。太郎山は男体山と女峰山の子供(長男)なんだとか。相変わらず全然晴れてくれないのでその時の写真を現像しなおしてアップします。
写真を見ながら思い出しましたが、この時はナイトハイクで太郎山へ登りながら途中で夏の銀河を撮ったのでした。北関東の光が結構明るいなあ、と思いましたが、木々がシルエットとして浮かび上がったため、絵になりました。今回は、5年前はなかったSEQUATORを使ってみました。前景に木があるのにこれだけ合成してくれるとは、フリーソフトなのに大したものです。
先週末は一足早いお盆休みで広島に帰省していました。星の写真がないので、昨年7月に越後駒ケ岳へ行った時に撮った夏の銀河の蔵出し写真を載せさせてもらいます。 “天の川と金魚” の続きを読む
あと3週間くらい、諸般の事情で山にも星見にも行けない状態が続きます。
関東は梅雨空が続いており、晴れないことによるフラストレーションはありませんが、そもそも休めていないので別の意味のフラストレーションは募ります(苦笑)。
そこで本日は、今年4月に撮った写真の中から、まだアップしていなかった2枚を現像してみました。季節外れになりますが、広角15㎜で撮影した雪景色と銀河のコラボをご覧ください。
2枚目は、荒沢岳と夏の銀河です。越後駒ケ岳に行く途中から撮りました。早く夏山と星空に出会いに行きたいものです。
またまた、GWに越後駒ヶ岳で撮った写真から。
東の空に夏の大三角と天の川をねらって撮っていたら、どうも山の向こうが赤く明るい。「こんなところでも随分光害があるんだな・・・」と思っていたら、お月さんでした。
題名はモネの「印象・日の出」をもじって。月の出にもかかわらず、天の川、暗黒星雲、北アメリカ星雲などがしっかり写ってくれて嬉しい誤算でした。