非魚眼化

やっと時間がとれるようになり、梅雨ももうすぐ明けるはず。今週末は「行くぞ!」と気合いが入っています。が、今朝になって、熱帯低気圧(←台風になるかも)が関東に接近するという予報が出てきました。希望はまだ捨てていませんが、ガックリきています。

さて、天気が悪い間、いろいろ妄想しておりましたが、今日はその一つをご紹介します。それは魚眼レンズの非魚眼化(defish)です。魚眼レンズで撮ると、広範囲が写りはするんですが、典型的には下のように大きく湾曲してしまいます。

D810A Sigma 魚眼レンズ 15mm F2.8(F4)15秒 Lee 3  5枚をSequatorで合成

で、Lightroomとかのレンズ・プロファイルを使って湾曲を補正すると下のようになります。真っすぐになるのはいいんですが、写る範囲が狭まり、魚眼のメリットが大部分失われてしまいました。しかも、おおいぬ座の足のあたりやペルセウス座を見ると、無理な補正で星像が大きく歪んでいます。

こんなもんか、とずっと思っていたんですが、最近、非魚眼化(defish)という方法があることを知りました。それを試してみたのが下の写真です。専用のソフトウェアもあるようですが、Photoshopのみでやる方法もこちらに出ています。動画の7分30秒くらいのところです。サイトは英語ですが、Photoshopの画面を見れば、なんとなくわかります。

レンズ・プロファイルを使った場合に比べ、写る範囲も広範囲で、周辺部の星像の歪みも(私的には)まあ許容範囲にとどまっています。
とは言え、元画像とDefishした画像のどちらが好みかは人それぞれだし、時と場合によるような気がします。一応、こんなテクニックもあるよ、という備忘録としてブログに載せておきます。

ところで、魚眼の場合、滲みフィルターをつけようと思えば、レンズの後部しかありません。その場でフィルターを着脱するという私の撮り方はできないのが悩みの種。そこで、魚眼並みの画角をDistagon15㎜を使ったパノラマ合成でカバーできないものか? 私の最近のもう一つの妄想はこれです。

晴れたら実験してみようと思っているんですが、熱帯性低気圧さん、どいてください<(_ _)>

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