硫黄岳に立つ北斗

2019年12月28日23時08分頃    カメラ:NIKON D810A レンズ:Nikkor AF-S 20mm F1.8G (F2.8) 露出6秒 ISO4000  ※ 「フィルター無し5枚」と「フィルター(Lee 5番・レンズ前面)有り4枚+フィルター無し1枚」をそれぞれSEQUATORでスタック。その後、FlatAideProでレベル補正、カブリ補正を行い、「フィルター無し基準画像1枚」も使用しながらPhotoshop & Lightroomで現像処理。

12月28日の夜に撮った星景写真を続けます。

赤岩の頭から北の方角は硫黄岳へと続きます。その硫黄岳の先に目を向けると、北斗七星が硫黄岳の真上に立つように昇ってきていました。北斗の左側には、天の中心である北極星が静かに輝いています。そして、北極星を尻尾の端にしながら、こぐま座(小北斗)が母熊の北斗を追いかけていました。
この写真で使ったソフト・フィルターはLeeの5番です。

2019年12月28日24時06分頃 カメラ:NIKON D810A レンズ:Zeiss Distagon 15mm F2.8 絞りF3.2 露出10秒 ISO 6400   ※〈フィルターなし5枚〉、〈フィルター有り(Lee3)4枚+フィルター無し1枚〉をSEQUATORで合成した後、〈フィルター無し基準画像1枚〉を使用しながらPhotoshop & Lightroomで現像。

この夜、最後に撮った1枚です。
北斗は七つの星すべてが硫黄岳の上に姿を現し、横岳へと続く稜線上を(春の星座として知られる)獅子座が昇っていきます。

硫黄岳と横岳の間が明るいのは、野辺山方面の町明かりか、はたまた、そのずっと向こうの東京方面の光害なのでしょうか。まあ、そのおかげで、よく見ると硫黄岳と横岳の間に点在するケルンが(拡大すると)はっきりわかりますね。

 

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