12月28日の夜に撮った星景写真を続けます。
赤岩の頭から北の方角は硫黄岳へと続きます。その硫黄岳の先に目を向けると、北斗七星が硫黄岳の真上に立つように昇ってきていました。北斗の左側には、天の中心である北極星が静かに輝いています。そして、北極星を尻尾の端にしながら、こぐま座(小北斗)が母熊の北斗を追いかけていました。
この写真で使ったソフト・フィルターはLeeの5番です。
この夜、最後に撮った1枚です。
北斗は七つの星すべてが硫黄岳の上に姿を現し、横岳へと続く稜線上を(春の星座として知られる)獅子座が昇っていきます。
硫黄岳と横岳の間が明るいのは、野辺山方面の町明かりか、はたまた、そのずっと向こうの東京方面の光害なのでしょうか。まあ、そのおかげで、よく見ると硫黄岳と横岳の間に点在するケルンが(拡大すると)はっきりわかりますね。