越後駒 さそり座2態

<荒沢岳と夏の銀河>

2019年4月29日 1時20分頃 カメラ:NIKON D810A レンズ:AF-S 35mm F1.8(F2.5) 露出6秒 ISO6400 「フィルター(Lee3前面)有り7枚+フィルター無し1枚」と「フィルター無し9枚」をそれぞれSEQUATORでスタックした後、Photoshop&Lightroomで現像処理。

前回に引き続き、越後駒ヶ岳の手前から撮った星景です。今回はさそり座を35㎜で撮った2つの写真を紹介します。

1枚目は、月が出る前に荒沢岳(左下)を借景したさそり座~射手座~たて座の銀河です。真ん中の大きな輝星は木星、左下の輝星は土星になります。当日はこの時間まで雲があり、左上に写っている黒い雲が流れて行ったあと、しばらく快晴になりました。

それにしても、暗い空だとこんなに銀河写るんですね。昔はフィルムカメラ(ASA400)を望遠鏡に載せ、手動ガイド15分でもここまで写ったかどうか? それが今は、固定撮影の6秒露出(ISO6400)を重ね、ソフトウェアを使うと地上風景も止まって写るなんて! 「もうすぐ人口流星群が実用化される」なんていうニュースを見ると顔をしかめてしまいますが、私も技術の進歩の恩恵を受けていることは間違いない事実です・・・。

<月照らす中岳、兎岳と木星、蠍>

2019年4月29日 3時8分頃 カメラ:NIKON D810A レンズ:AF-S 35mm F1.8(F2.8) 露出6秒 ISO6400 星野用に「フィルター(Lee3前面)有り8枚+フィルター無し1枚」と「フィルター無し9枚」をそれぞれSEQUATORでスタックした後、Photoshop&Lightroomで現像処理

2枚目は月が出て、薄明が始まる直前のさそり座を撮った写真です。右の山は中岳、左は兎岳(多分?)。

月光が雪面に映す自分の影を見ながらシャッター音を聞き、蠍を見上げては宇宙の神秘を思いました。

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